子どもの頃に聞いたラジオ番組
Facebookで複数の友人がシェアしていたブログ記事『夏休み子ども科学電話相談』を聴くとむせび泣いてしまう』を読みました。
タイトル通り、NHKラジオが毎年夏休みになるとやっているこちらの番組がいかに素晴らしいかということを書いている記事です。
記事を書いた鉢本さんは「(この番組には)他にはない魅力がある」と言い切って、何がどう素晴らしいのかを詳細に説明してくれています。
読みながら子どもの頃聞いたことのあるあの感じを思い出して、とても懐かしくなりました。
人は何に心を動かされるか
ときどき、「婚活をして〇〇年になります」という方とお話しすることがあります。
そのなかには、「なかなか人を好きになれない」「自分の理想が高すぎる」と感じている方もいらっしゃいます。
人を好きになるとは、心が動かされるということです。心が動かされない=「なんとも思わない」ということなので、好きになることは難しい。少しでも「あ、ちょっといいな」とか「気になる」とか、「もっと知りたい」と感じるということは、心が動いているということです。
私はこのブログ記事を読んで、記事を書いた鉢本さんをとても魅力的な人だと感じました。
人を魅力的だと感じる場面はいろいろあるでしょうが、私にとっては、こういった「その人が大事にしていることや、夢中になっていることを知るとき」に魅力的だなと感じることが多いです。それは、その人の心がどんなことに反応しているのかを垣間見ることができるから。
婚活している人とお話しするときでも、私はいつも「この方は何に心を動かされているのかな」と好奇心をもって、実際にそういった質問をすることがあります。でも、時には「趣味はありません」とか、「仕事が忙しくて・・・」という答えしかかえってこないことも。
自分を構成する要素
それだと、なかなか人に興味をもってもらうことは難しいかもしれない、と思うことがあります。
「趣味はありません」で会話が終わってしまうと、人が人に興味をもつためのとっかかりに欠けるのです。その人に魅力がないというのではなく、本人が無自覚でいるために(あるいは意識していないために)、周りにわかる形になっていないのです。
もし仕事が大好きなのだったら、臆することなく仕事の魅力を語ればよいと思います。あるいは「こんな趣味があると知られたくない」という気持ちが邪魔をして言えないのであれば、こう考えてみてほしい。
「自分がここまで夢中になっているこれをわかってくれて、一緒に夢中になれる人と出会いたい」
もしそうだったら、そのためにするべきことは、隠すのではなく開示することです。
自分を構成する要素のなかに、ひとつでも「これについての情熱(好き)はかなり熱量がある」と思えるものがみあたらないとしても、大丈夫。今日から、それを探してください。結婚する相手を探すよりも、まずそれをしてほしいです。
自分は何に対して心が動くのかを知っていると、それだけで人に興味をもってもらいやすくなりますし、何より生活に色がつきます。ひとつでもそういった夢中になれるものがあると、生きることもより楽しくなるでしょう。
結婚しているかしていないか、あるいは婚活しているかしていないかに関わらず、魂が喜ぶことをする時間を確保することは、生きる意欲に直結する大事なことだと思います。