17年前の9月11日
2001年の9月11日、アメリカ本土を狙った同時多発テロが発生しました。
当時日本に住んでいた私は、一人暮らしをしていた東京のアパートで夜のニュースをリアルタイムで観ていました。現実に起こっていることとは思えないような光景に衝撃を受けたのを覚えています。
ツイッターでは#NeverForgetというハッシュタグで、それぞれがこの日の出来事についての思いやセレモニーの様子をシェアしています。
そのうちのひとつに、ハイジャックされた4機のうち1機に乗っていたブライアン・スウィーニーさんが、衝突の3分前に妻のジュリーさんに電話で残したというメッセージの写真がありました。
Your breath is checked, for a second, reading this. pic.twitter.com/jSgt335PoS
— Stig Abell (@StigAbell) September 11, 2017
”I will see you when you get here”
人は誰でも、愛する人といつかは別れる運命にあります。
恐らく助からないだろうという状況になったとき、ひとりにだけ電話をしてメッセージを残せるとしたら、誰に何を言うでしょうか。
こうしたストーリーは、今の「日常」は決して当たり前のものではないと思い出させてくれます。
同時多発テロで3000人近くが亡くなっただけではなく、あの日にfirst respondersとして活躍した消防士や警察官の人々、そして当時現場の周辺にいた人々で、この17年の間で癌と診断された人は1万人にも上るそうです。(参考記事)
愛する人に突然に亡くなられてしまうのも、病気が少しずつ進行していくのも、どちらもつらい出来事です。
最後にどのような形で別れることになっても、彼が残したメッセージにように、最後まで「あっちで会おう」と言えるような関係でいられることは、私にとっては目指すべきパートナーシップの形です。