結婚するのは誰?

結婚は「当人同士」か「家の問題」か

「結婚ってする人同士で決めるものじゃないの?【家族社会学者・永田夏来さんに聞く】という記事を読みました。

こちらは桃山商事というユニットで、女性たちの恋バナやお悩み相談を聞いて発信する活動をしている清田さんが、毎回さまざまなゲストを迎えて結婚について考えていくコラムです。コラムのタイトルも「結婚がわからない」。

この記事では「なぜ結婚だけがほかのパートナーシップよりも特権的な地位を与えられているのか」という清田さんの疑問から出発し、彼が過去に交際して結婚しなかった女性との出来事を通して、結婚のある側面が明らかになってきます。

結婚式をしなかったらブーイング

この中で、清田さんが「結婚しても、ずっと価値観のズレが大きくならないようにメンテナンスしないといけないし、だったら結婚ではないパートナーシップと変わりないじゃないか」と疑問を持った・・・という箇所がありました。

そこに、社会学者の永田さんが「親族との関係」について言及してきます。

永田さん自身も、最初は「結婚は当人同士の問題」と思っていたけど、結婚式をやらなかったら親族からブーイングがあったそうです。

現在は結婚されている清田さんにも、過去に数年間交際していた恋人と結婚の話をきっかけに別れたという経験があります。「結婚は当人同士の問題」と思う人から見たらかなりエグい話が書かれており、この箇所を読んで、やはり結婚してもいいかな?と思うようなつきあいをしていたら、お互いの結婚観をすりあわせていくことは本当に大事だと改めて感じました。

日本の結婚

永田さんは「日本の結婚は親の発言権が強いのが特徴」と言っています。

アメリカでは結婚の際に親の介入はまったくないか?と言われればそんなことはなく、現に私も宗教を理由に当初は彼の母親と弟に大反対されました。クリスチャンでないということで反対されるとは全く予想していなかったので、衝撃を受けました。

ただ、違いがあるとすれば「親がどうこう言ってもこれは自分の人生だ」と割り切る人の割合かもしれません。

親と子であっても別個の人格で、それぞれの人生があるという考え方が強いのはやはりアメリカ。一方日本では、家族関係がそれまでに良好であったなら余計に、家族にも認めてもらいたい、祝福してほしいという気持ちが強くなるのではと思います。

どれほどの覚悟があるか

清田さんの例で考えてみると、彼女のほうにも「家族と関係を悪くしてまで、この人と結婚してよいのか」という迷いが当然あったと思いますし、清田さんも「彼女と結婚したら、好きな仕事はできないし、ルームシェアも解消しないといけない、それは嫌だ」という気持ちがあったようです。

結婚しようとしたときに反対される、あるいは「これは困るな」という事態になるのは、言ってみれば「どれほどの思いをもって結婚する覚悟があるのか」ということを試されているとも言えるかもしれません。

自分の選択についてくるであろう、想定しうる帰結が、自分の理想とあまりにもかけ離れている場合には、ふたりの相性の悪さを潔く認めて次にいくのもひとつの生き方だと思います。

結果として、清田さんとお別れした彼女の現在については知る由もありませんが、清田さん自身は、もう少し考え方の近いパートナーと出会い、現在は結婚されています。

この記事には後半があるのですが、そちらについてはまた別の記事に書きます。

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