私たち夫婦の「強み」の共通項
結婚17年目に入った私たち夫婦は、仲は良いですがよく議論もします。
ギャロップ社の開発したストレングス・ファインダーというツールを使った診断を受けたところ、私たち二人の共通の強みの資質として「収集心・学習欲・内省」があることが判明しました。
この結果を知ったとき、今まで私が「これは私たちカップルの良い点だ」と思ってきたことが、客観的な形でも裏付けされたような気がしました。
基本的にふたりとも話すのが好きで、特に子どもが生まれる前の4年間は、時間を気にせずにいつまでもあるトピックについて議論を続けたりしていて、気が付いたら夜が明けていたということもありました。
このツールの「強み」を考慮すれば、ふたりともいろいろなことに対する興味が強く、知識を得るのが好きで、かつ考えるのも好きで、お互いにそれをシェアしたいと思うのも当然だな・・と納得したのです。
言葉は不完全なもの
彼の日本語は我が家の6歳ににも負けるレベルなので、何か本質的なことを話し合うときはいつも英語で話しています。私も英語はそれなりに話せませすが、ネイティブスピーカーではないため、特に喧嘩しているときなどはアンフェアだと感じることもあります。
でも最近になって、使用言語に関わらず、言葉というものはそもそも完全ではないので、それに頼りすぎるのもよくないと思うようになりました。
私たちは今まで生きてきている中で、ありとあらゆる「思い込み」を形成してきています。その多くについて、私たちは無自覚なことが多く、パートナーが何気なく発した言葉が引き金となって、溜まっていた感情が引き起こされることもしばしばです。
その仕組みを知らないと、しばしば、同じような会話(のパターン)をきっかけに喧嘩に発展するということにもなってしまいます。
どんな意図で発せられた言葉なのか
国際結婚カップルで、ふたりの得意とする言葉が違う場合は特に、カチンとくる発言があっても「それはどのような意図で発せられた言葉なのか」を確認することで、思い込みからくる誤解や早合点が原因の喧嘩を防ぐことができます。
もちろん日本人同士でも、このちょっとした習慣を身に着けておくと、いろいろな「ボタンの掛け違い」を防ぐことになるでしょう。
お互いにセルフケアが不十分だったり、「自分のほうが多く我慢している」と感じているとき、このワンクッションを置くことはとても難しいのですが、もしちょっとした言葉のやりとりで喧嘩に発展することが続くようであれば、ぜひ一度「睡眠は足りているか」「自分のやりたいことをできているか」ということを自問してみることをお薦めします。