不幸な結婚は命を縮める

結婚の結末

「あなたを殺すかもしれない男性を見分ける 10の危険な兆候 殺害された日本人妻たち」というブログ記事を定期的にご紹介しています。

ブログ記事の前半では、夫に殺された(あるいはその可能性がある)日本人女性のニュースについて書かれています。世界のいろいろな場所で、配偶者の手にかかり殺害されたと思われる女性たち。これは結婚の結末としては最悪なものです。

特に、この部分は真実だと思います。

国際結婚をしてはるばる海を渡って夫の母国へ嫁いできた女性というものは、特に始めの数年は何かと夫に頼らざるを得ない事も多いため、力関係がどうしても形成されてしまいがちです。

そんな中でアドバンテージをとる男性に苦しめられる女性が後を絶ちません。

今まで経済的に自立していた女性が、結婚のために仕事を辞めて海外移住する - この場合は特に、カップルの間での「力関係」が一時的にだとしても、極端にアンバランスになるのは致し方ないことです。

(*そういう状況でなくても、カップルの間には力関係があります。日本在住の日本人カップルでも。この場合の「力」とは経済的なものばかりではありません)

危険なサイン

ブログ記事の後半では「まともな男性と結婚している女性なら、YESと回答する必要のある項目はひとつも無いはず」という注意書きとともに、危険な兆候の10のチェックリストが挙げられています。

万引きをする、犯罪歴がある、動物を殺したことがある、ドラッグを常用する、パートナーに暴力をふるう・・といった、「明らかにNG」というものもありますが、中には「お金の使い方が利己的である」「アルコールの問題を抱えている」という、好ましくはないけれどもそういう人はまわりにもいそう、という項目もあります。

交際中からぜひこれらのことは気にかけて、見極めてほしいと思います。そして、既にこういった男性と結婚しているという方は、まわりの人に助けを求めたり、シェルターなどの情報を入手してください。

ご紹介した記事を読んで「こんな極端なケースはそうはないだろう」と思うかもしれません。でも、自分のパートナーは大丈夫でも、周りの人で「危ない人と結婚して(おつきあいして)いるのではないか」と思ったら、ぜひ誰かに相談してほしいと思います。このような形で失われる命は本当に無念です。

不幸な結婚は命を縮める

以前、Dressの連載で「結婚が健康に及ぼす影響は?」という記事を書きました。この記事の中で、『夫の存在が妻の寿命を縮めている』という本をご紹介しています。

「結婚している人のほうが長寿である」という研究結果は、アメリカではよく知られていますが、実際には話はそう簡単ではありません。もともとは赤の他人だった人と、いろいろなことを調整しながら一緒に暮らすという結婚生活そのものにストレスがあることも事実なのです。

この本で紹介されている研究結果からすると、「女性の場合は、無理をして結婚生活を続けるくらいなら、離婚して独りで生きる方がはるかに精神的に健康だと言える」という結論になります。

不幸な結婚は命を縮めてしまうし、極端な場合には命を落とすことにもなり得るのです。

結婚してもいいかもしれないと思う相手を前にしたとき、「この人と人生を分かち合うことに、(文字通り)自分の命を懸けられるか」という問いに対して、確信をもってYESと答えられるだけの十分な証拠を、ぜひ集めてください。

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