「私ほど夫を愛している人はいない」

七夕伝説の織姫と彦星

今日は7月7日。七夕伝説で織姫と彦星が年に一度だけ会うことができるとされている日です。

このふたりは夫婦という設定なので、彼らは別居婚をしているということになります。

年に一度しか会えないというのは極端だとしても、日本中、そして世界中に別居婚という形で結婚生活を続けている人たちがいます。

別居婚といえば・・・

私の著書「国際結婚一年生」には、アメリカ軍勤務の方と結婚された方に向けて書いた数ページがあります。

軍勤務の人は特殊な形態で仕事をすることもあり、私も夫と交際していたとき、彼が仕事で数か月にわたる航海に行ったりして遠距離になることがありました。

結局、そのような勤務形態が家族をもったときに大変になるだろうということで、彼は軍を辞める決意をしたのですが、私の友達には軍勤務の方と結婚されて、長い間ひとりで家のことや子育てを切り盛りしてきたという人も数人います。

以前、同じく軍人と結婚したアメリカ人女性によって書かれた “I love my husband more than you love yours”というブログ記事を読み、大変感銘を受けて、「成功する国際結婚の秘訣」ブログに記事を書きました。こちらでも再度ご紹介します。

若くして軍人の妻になる

この記事を書いた女性は、読者からの手紙に応えるという形で、自分が19歳で結婚し、21歳のときに夫が任務で長く家を離れた初めての経験を書いています。

当時は幼児と数ヶ月の赤ちゃんという二人の子どもをかかえ、夫が去った日は泣き明かしました。

留守を守る妻たちの集まりに行ってみても、そこで会う女性たちは、夫がいない間に家族でどこに旅行に行こうかと話していたり、夫が旅立っていったことにあたかもほっとしている(かのように見える)ことに、非常にショックを受けたそうです。

そして冒頭の言葉“I love my husband more than you love yours…”とともに、自分は夫が留守でハッピーなんて到底思えないし、彼なしで家族旅行に行くなんて考えられなかったと書いています。

環境が人間を変える

そして時は流れ…

何度も赴任のために家を離れ、そして帰ってくる夫のパートナーとして、彼女がどのように成長していったかが書かれています。

だんだんとそんな状況に慣れていき、旅立つ日には「さようなら」ではなく「またね」で別れ、ジョークを飛ばす余裕もでてきたり、彼がいない間のルーチンに戻ることがまた楽しみであったり。

そして最初のときに自分の中で「私ほどには、夫を愛していないのだ」と感じた妻たちが、実は、置かれた状況に適応するために強くならざるを得なかったのだということを悟ります。

最後の文章はとても胸をうつものでした。

It takes time to get where I am. It takes practice and a strong heart, because you never know how strong you are until being strong is your only choice.

(私のようになるまでには、この状況に慣れるための時間と、強い心が必要です。強くなる以外に方法がないという状況になってみて初めて、自分の真の強さがわかるものだから。

これから、アメリカ軍人だけに限らず、長い間会えない交際を続けていたり、別居婚にチャレンジするという方には是非読んでいただきたい文章です。

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