中学から英語ゼロでアメリカへ
アーティストで、NPO法人The Global Familiesの理事もされているルミコ・ハーモニーさんと一緒に配信しているポッドキャスト番組。
第34回では、アメリカのピアノ検定試験を日本に導入した山田リサさんをゲストにお迎えしました。
リサさんは小学校を卒業してから、親の仕事の都合でアメリカに行きました。英語力はほぼゼロで渡米したので、最初の数年間は本当に苦労したそうで、「英語ができる」と感じられるようになったのは、大学に入ってからとおっしゃっていました。
4歳から始めたピアノ
リサさんは4歳ごろからピアノを始め、渡米後も少しのブランクの後に先生を見つけてレッスンを続けていました。
アメリカで総合大学に入学し、最初は哲学科に在籍したものの、その後オーディションを受けて音楽を専攻しました。4年生のときにひとりで1時間のリサイタルをするために練習三昧の日々でしたが、もう少し考える時間が必要ということで大学院にも進みました。
24歳のときに日本に帰国し、子どもと関わる仕事をしたいと、ピアノ教室を始めることにしました。コミュニティ作りのために、まずはインターナショナルスクールで音楽を教え始めたリサさんは、やがてアメリカで行われているピアノの検定試験を日本に導入したいと思うようになります。
アメリカのピアノ検定試験を日本に導入
アメリカのピアノ検定試験ACMは、課題曲も制限時間もないというユニークな試験です。
初心者から試験を受けることができ、最高レベルの9までの試験をクリアすると、アメリカの音大での教育も受けられる実力があるとみなされます。
アメリカでは1年のまとめとしてこの試験を取り入れる先生も多いそうです。この試験を行うAmerican College of MusiciansというNPO団体に加盟する日本人のピアノ指導者は現在10名ほど。詳しくはこちらのウェブサイトをご覧ください。