すべてのカップルの喧嘩の原因

カップルの喧嘩の原因の第1位は?

ジョン・ゴットマン博士のインタビューで「カップルの喧嘩の原因#1は?」という質問がありました。

カップルの喧嘩の原因第1位は?という質問の答えは “Nothing”.

カップルは「なんでもないこと」つまり「それ自体はとるに足らないこと」について喧嘩をすることが最も多い、と言っています。

喧嘩の引き金と、根っこにあるもの

喧嘩の直接の原因は、どのテレビ番組を見るかとか、あるいはどのレストランに行くか、ということだったりするかもしれません。

でも、その根っこにあるもの、つまり本当にふたりが勝ち取ろうとしているものとは、お互いに対するコントロールだったり、より公平に感じられる負担の分担や、妥協点だったりする、とゴットマン博士は言っています。

Negative events will always happen in relationships, and couples will always fight, but that isn’t what drives couples to separate. Relationships fail when the Story of Us—a couple’s history, shared beliefs, and overall attitude toward their relationship—is focused on the problems partners create, not the love partners offer, and the overall attitude becomes negative.

パートナーシップにおいて、ネガティブなことは必ず起こるし、喧嘩になったりもする。でも、最終的にカップルを別れさせるものとは喧嘩そのものではない。カップルの出会いから今までの歴史や共通の価値観、あるいはお互いのパートナーシップに対する態度といったものを含めた「私たちのストーリー」が、ふたりの間の愛情よりも問題のほうにフォーカスしてしまうと、パートナーシップ自体をネガティブなものとして感じるようになってしまう。

ボタンの掛け違い

「永遠の愛を誓いあう」というものがパートナーシップのある到達点だとすると、そこから下降線をたどってついには別れに至るカップルがどういう経緯をたどってそうなるのか、というのは、私がいつも非常に興味をもっている点です。

ゴットマン博士のインタビューによれば、「カップルがある時点から、ふたりで一緒にいることによって生み出されるポジティブな側面よりも、ネガティブな側面にフォーカスしてしまうこと」が、別れの始まりということになります。

それこそ最初のきっかけはごく小さなことかもしれません。でもそれが日常的に繰り返されることで、雪だるま式にネガティブな感情が積み重なってしまうとすれば、それはとても残念なことです。

そうならないようにするための工夫はいくつもあると思います。プレマリッジ・コーチングでフォーカスするのもまさにこの点で、ちょっとしたボタンの掛け違いをそのままにしておかず、問題がまだ小さいうちにきちんと光をあてていくという習慣についてお話ししています。

プレマリッジを含めた、カップルあるいは個人のコーチングについては、こちらのページもご覧ください。

 

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