“Live and Learn”

Live and Learn

”live and learn”をネットの辞書でひいてみると、

used to say that one has learned something from an experience that is surprising and usually unpleasant

と出てきます。一般的には、自分のある経験から何かを学んだという意味になるのですが、往々にしてその経験は思いがけなかったり、不愉快だったりするというニュアンスがあるようです。

実は今日、この言葉にぴったりと当てはまる経験をしました。

タクシー運転中に…

休暇中に家族でタクシーに乗る機会があったのですが、そのタクシーの運転手がテレビを視聴していたのです。

乗り込んだ時に、カーナビのようなものにドラマの静止画像があることに気が付いていたのですが、まさか運転中には見ないだろうと思っていたら、走り出すと同時に再生が始まりました。

びっくりしているうちにタクシーはスピードをあげて高速道路に入り、私たちのホテルに向かっていました。運転手があまりにも当然のことのような態度でいたこと、そして自分が普段住んでいる土地でなかったこともあり、どう対応すべきなのか考えているうちに目的地に着いていました。

でも、車の中で考えていたことのひとつは「これでもし事故にあったら、危険だと思いながら何も言わなかった自分にも責任がある」ということでした。

無事に帰り着いて考えたこと

幸いなことに、事故にあうこともなく無事にホテルまで帰り着きました。でも、着いてからしばらくこのことが頭を離れませんでした。

そもそも運転中のテレビ視聴が違法なのではないかという疑問があったので、ひとまずネットで調べたところ、現行の法律では「2秒以上の注視をしなければ合法」ということのようです。

またタクシーに乗った土地(大阪)では割と普通のことなのだろうか?とも考えました。

でも、一方で、それがいくら合法であっても、その土地では当たり前のことであっても、自分と家族の命を預ける相手として「テレビ番組を流しながら走行するタクシー運転手」は適切ではない、と自分が判断したら、それに従うべきではないか、と、振り返ってみて思うのです。

もし何かが起こっていたら、法律的な責任はどうであっても、私はどういう理由であれ自分が声をあげなかったために自分と家族を危険にさらしたと感じるでしょう。

そうであるならば、そういった明らかな危険因子はできるだけ排除する方向でアクションをとるべきだったのです。例えば、テレビを消してくれるように頼むか、それが無理ならタクシーを停めてもらって降りるなど。今回の場合は、代わりのタクシーはすぐに見つかるような状況だったので、そうできればベストだったかもしれません。

とっさの対応ができなかったこと

タクシーの運転手がテレビを見ながら運転するという状況が初めてだったこともあり、今回はなにもできずに終わってしまいました。”live and learn”で、次回からはこうしよう、という方針ができたこと、そして何より今回は何も起きずに無事に帰れたことは本当に幸いだったと思います。

一方で、これをわたし個人だけの人生の学びとして終わりにしてよいのだろうか?ということが気になっています。

もしこの運転手がこれを習慣にしていて、この先それが原因で事故を起こすようなことが絶対にないとは言い切れません。

それを言ったら誰でも事故を起こす可能性はあるわけなのですが…

例えばバスの運転手が危険な運転をしていたら、バス会社に苦情を言うことはできるでしょう。そういった窓口を見つけて報告するなりのアクションを取るべきなのか?ということが気になっています。

「テレビがついていた」ということ以外では、怖い思いをしたわけではなく、普通にスキルのある運転手だったのでしょうし、違法行為でない限りは特になにもしなくても…という考え方もあるでしょう。

でも…将来、これによって誰かが被害を被ることが、少ない可能性でもあるのだとしたら。

「危ないと思うのだったら、乗らなければよい。それは個人の責任」という意見もあるでしょうが、初めてその状況に遭遇したら、びっくりしたまま何のアクションもとれずにことが起こってしまうということもあり得ます。今回の私のように。

私が少し前にゲスト出演させていただいた「はみだし系ライフの歩き方」ポッドキャスト番組のホストのおふたりと、この件についておしゃべりしたい気持ちでいっぱいです。

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