突然の難病
Facebookでお友達がシェアしていた記事「ファニーでハッピーな夫が突然、『なんか、腕が痛いんだよね』と言い出した」を読みました。
記事を書いたながちさんのだんなさんは39歳のとき、だんだんと体調が悪くなっていき、病院に行っても原因がよくわからない状態が続きました。
独立してこれからという時の突然の不調でいずれ仕事もままならなくなり、国の指定難病にかかっていることが判明。数か月の入院を要することになってしまいました。
冗談言わないなんて
だんなさんのゆうせいさんは、とても面白い人のようです。記事には「彼の言う冗談が好きで、年の差も乗り越えて結婚したようなもの」とも書かれています。
おふたりのツイッターものぞかせていただいて、おふたりの日常がどんな感じなのか少し推し量ることができます。笑いに満ちた毎日を送っていたのでしょう。
記事にあった、お友達の発言と思われる「冗談言わないなんて、どうしちゃったの」という言葉が胸に刺さりました。冗談を言えるのは体にも心にも余裕があるからなんですよね。
病名がついて治療方針が立てられ、闘病生活が始まります。金銭的にも苦しい状況になり、インターネット上で支援を求めたところ、予想以上の反響があったそうです。
暮らしが一番
結果的には4か月の入院の末、無事に退院できるまでに回復したゆうせいさん。彼の退院記事を読んで、本当によかったな・・・と思いました。
「夫や子どもたちに何かあったら」というのは、日常的に常にその可能性はありながらも、普段は意識することのない恐れです。日常的に感じていたら生活に支障をきたすので、忘れるようにできていると言ってもいいかもしれません。
だからこそ、こういう形で時々リマインドさせてもらうことがあると、はっとします。
昨日も今日も明日も同じように続いていくかのように思われる日常生活。でも、そんなことはないのです。アメリカ人がよく好んで口にするのはこの言葉。
“The only thing that is constant is change” 「万物は流転する」
いつかはこの笑いに満ちた暮らしも終わってしまうときが来ます。でも、それは今日じゃない。ゆうせいさんの言葉「暮らしが楽しい」にはそんな思いが詰まっていて、胸を打ちました。
読めば家族に優しくしたくなる、パートナーのながちさんのひきこまれる文章を、ぜひご一読ください。