「人間の欲望とは他人の欲望である」

川崎貴子さん&五百田達成さんの対談

以前、新宿の紀伊国屋書店で川崎貴子さんと五百田達成さんの対談が行われ、参加してきました。

川崎貴子さんは会社の経営者。「愛は技術」の著者で、本業の傍ら婚活塾「魔女のサバト」を主宰されています。

この婚活塾に入ったことがきっかけで、交際を始め、結婚に至った方も多数。私も個人的にお知り合いがいます。

五百田達成さんは「察しない男 説明しない女」など多数の著者がある作家・心理カウンセラーです。

対談のテーマはずばり「婚活市場で成功するための極意」。川崎貴子さん曰く、婚活塾で女性に理想のパートナー像を聞くと、みんな似たようなことをおっしゃいます、とのこと。

そこで出た言葉がこの記事のタイトルの「人間の欲望は他人の欲望である」。フランスの哲学者ジャック・ラカンの言葉で、「人は他人がよいと思っているものを望みがちである」という意味です。

知らず知らずのうちに、身近な人(例えば母親など)の希望を内面化して、自分の希望だと思ってしまうことがあるため、自分ならではのユニークな希望や側面を押し殺してしまうこともあるとのこと。

「無難」なプロフィール?

私の友人で、結婚相談所に話を聞きに行ったら、彼女の趣味をことごとくダメ出しされたという人がいます。例えば「ピアノ」と書いていたら、「音楽鑑賞くらいにしておいてください」などと言われ、彼女を彼女たらしめる多くの要素について否定されたような気持ちになった・・と言っていました。

要は「男性から見て『無難』なプロフィールを書いてください」ということのようでした。

最初のデートにこぎつけるためには多少の演出が必要と言われればそれはそうかもしれませんが、それではどのタイミングでそういった「ユニークな趣味」について相手に伝えればよいのでしょうか。

私はむしろ、自分がほかの人ととても違うところこそ出していくべきではないかと考えています。人から見たら凸凹に見える部分をそぎ落として丸くしてしまい、そういった見せ方の自分にのみ興味のある人とは、長期的に考えればうまくいかないのではないでしょうか。

「結婚したい」と強く思っている人だけが結婚していく世の中

対談でとても印象に残ったのは、五百田達成さんが「とにかく結婚はするものだという強い思い込みがある人だけが結婚する」と強調していたことです。彼の経験では、なんとなく「いい人がいたら結婚したい」とか、「結婚しない人生もありだ」と思っている人は結婚しない、そのくらい厳しい世の中なのだとか。

もちろん「結婚なんてしなくてもよい」と思っていた人がいつのまにか結婚していたというような話もあるでしょうが、これは例外の部類に入り、多くの人はそういった例外の話を根拠にして「何もしなくてもいつかはできるはず」と思わないほうがよいのだそうです。

対談の後半もとても面白い内容でしたので、ぜひこちらの前・後編のまとめ記事をご覧ください。

女性にとって男性の7割は“一緒に住めない” 婚活市場で成功するための極意とは

男性はみんな「結婚したくない」 婚活女性に求められる大人の社交力とは

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